馬の博物館 (横浜)

春季特別展
浮世絵美人と馬

2023年05月26日

江戸時代に大衆文化として花開いた浮世絵には、女性を描いた作品がたくさんあり、女性たちの表情や仕草、ファッションは人々を魅了しました。また、浮世絵のあらゆる画題に馬は描かれており、馬が当時の生活に欠かせない身近で大切なパートナーであったことが見て取れます。

江戸時代には馬と人とのかかわりに根ざした風習や文化が多様にあって、浮世絵では女性たちが日々の暮らしの中でそれらに親しむ様子が捉えられました。また、文学作品中の馬と女性が登場する有名なエピソードも、浮世絵の画題となりました。一方、男性を美人に置き換えるなどした見立絵は高い人気があり、絵の中でこそ楽しめる馬と女性のかかわりが見られます。明治時代に入ると、最先端の流行を身にまとった女性と共に、馬は文明開化を象徴する存在として浮世絵に登場しました。このように、浮世絵師たちの手によって馬と女性のかかわりは美しく洗練されたイメージとなり、広く親しまれたのです。

本展では、江戸から明治時代にかけての浮世絵約130点を中心に、馬と女性のかかわりを様々な角度からご紹介します。浮世絵に生き生きと描かれた馬と女性たちの姿をぜひお楽しみください。

【展覧会概要】

展覧会名
春季特別展「浮世絵美人と馬」
会期
2023年4月22日(土)~6月11日(日)
※会期中展示替えがあります  前期:4月22日(土)~5月7日(日)
 中期:5月10日(水)~5月21日(日)
 後期:5月27日(土)~6月11日(日)
会場
馬の博物館 第2・3展示室
開館時間
10:00~16:30(入館は16:00まで)
入館料
大人200円、小・中・高校生30円 ※毎週土曜日は小・中・高校生無料 ※障がい者手帳をお持ちの方は無料(介護者は原則1名半額)
会期中の休館日
月曜日、5月9日(火)、23日(火)~26日(金)
協力
株式会社 高橋工房

ちらし(PDF)はこちら

出品目録(PDF)はこちら

【ギャラリートーク】

日付
4月29日(土)、5月20日(土)、6月3日(土)
時間
14:00~
会場
馬の博物館 第2・3展示室
参加費
入館料が必要(大人200円、小中高校生は土曜日無料)

本展の見どころを担当学芸員が解説します。
当日先着15名、事前申込不要。当日の入館券が必要です。

【江戸木版画摺りの実演】※事前申込制 終了しました

日時
5月13日(土)11:30~12:40頃、14:00~15:10頃
会場
馬の博物館 イベントホール
対象
小学4年生以上(小学生は保護者同伴)
定員
各回30名
参加費
入館料が必要(大人200円、小中高校生は土曜日無料)
申込期間
3月17日(金)~4月27日(金)予定受付終了
※先着順となります。
申込方法
専用フォームまたはハガキに必要事項をご記入の上、送信ください。
お申し込みの際は、必ずプライバシーポリシーをお読みください。
お申し込みは、お一人様1回とさせていただきます。なお、複数回お申し込みをされても、最後のお申し込み内容のみ有効とさせていただきます。

①専用フォームでのお申し込みはこちら(外部サイト「Googleフォーム」へ接続します)
②ハガキでのお申し込みは、通常ハガキに下記の必要事項をご記入の上、宛先までお送りください。
<必要事項>
⦁ 氏名(参加される方が複数名の場合は全員の氏名)
⦁ 電話番号
⦁ 返信用住所

<宛先>
〒231-0853 神奈川県横浜市中区根岸台1-3
馬の博物館学芸部「春季特別展 江戸木版画摺りの実演」係
※ご提供いただいた個人情報は厳重に管理し、本イベント以外の目的では使用しません。
通知
受付後、メール・郵送等でご案内をお送りします。
※諸事情により、中止を含め記載内容が変更となる場合があります。

<ご注意>

専用フォームにてお申し込みの方へ
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<お問い合わせ先>

info@bajibunka.jrao.ne.jp

※返信にお時間を頂戴する場合があります。

【主な展示資料】

楊洲周延「春駒のあそび」
馬の博物館所蔵
歌川房種「蚕養草」 
シルク博物館所蔵
歌川国貞(三代歌川豊国)・歌川広重「双筆五十三次 浜松」
東京都立中央図書館特別文庫室所蔵
歌川国貞(三代歌川豊国)「東海道五十三次之内 池鯉鮒ノ図」
藤沢市藤澤浮世絵館所蔵
菊川英山「当世吾妻下り」
馬の博物館所蔵
「巴御前」
東京国立博物館所蔵 Image:TNM Image Archives
菊川英山「当世絵兄弟 三囲稲荷之額」
馬の博物館所蔵
歌川芳虎「武州横浜八景之内 吉田橋乃落鳫 英吉利人」
神奈川県立歴史博物館所蔵
楊洲周延「上野不忍競馬之図」
馬の博物館所蔵