馬の博物館 (横浜)

フィナーレ展
「うまはく所蔵優品選」

2023年12月07日

馬を専門とする日本唯一の博物館として「馬博(うまはく)」の愛称で親しまれてきた当館は、1977年(昭和52)、「自然と馬」「大衆と馬」「歴史と馬」「乗馬の技術」「競馬」の5つのテーマで構成した常設展示とともにオープンしました。現在までに形成したコレクションは、歴史・民俗・美術工芸・競馬等多岐に渡ります。また、他館との交流によって特別展等も企画し、馬と人とのかかわりのなかで生み出されてきた古今東西の多種多様な文物を、様々な視点からご紹介してまいりました。

このたび収蔵資料の修復等を行うため、2024年1月28日をもってしばらくの間休館する運びとなりました。本展覧会では休館前のフィナーレとして、収蔵資料を精選し披露いたします。馬の奥深い魅力に触れ、馬に親しんでいただく機会となれば幸いです。

【展覧会概要】

展覧会名
フィナーレ展「うまはく所蔵優品選」
会期
2023年12月9日(土)~2024年1月28日(日)
会場
馬の博物館 第2・3展示室
開館時間
10:00~16:30(入館は16:00まで)
入館料
大人200円、小・中・高校生30円 ※毎週土曜日は小・中・高校生無料 ※障がい者手帳をお持ちの方は無料(介護者は原則1名半額)
休館日
月曜日(1月8日は開館)、12月28日~1月4日、1月9日
主催
公益財団法人 馬事文化財団

ちらし(PDF)はこちら

【主な展示資料】

※資料はすべて馬の博物館蔵
「山羊形鏡板轡」
イラン・ルリスタン地方出土
前10世紀
「三彩女子騎馬俑」
唐時代
「埴輪馬」
古墳時代(6世紀)
「黄石公張良図沈金鞍」
室町時代 ※重要文化財
「厩図屏風」
六曲一隻
桃山時代
狩野探信守道「巻狩図屏風」
六曲一隻
文化8年(1811)
葛飾北斎「馬尽 木馬」
色紙判摺物
文政5年(1822)
馬の腸結石(鮓荅石)
江戸時代
「根付 十二支」
象牙
江戸時代
永林信実「横浜名所之内 大日本横浜根岸万国人競馬興行ノ図」
大判錦絵
明治5年(1872)
平田重光「明治38年根岸春季エンペラーズカップ 優勝馬主賞品」
明治38年(1905)
アンリ・ド・トゥールーズ・ロートレック「騎手」
リトグラフ
1899年
エドガー・ドガ「前肢を上げる馬」
ブロンズ
1865~81年頃