馬の博物館 (横浜)

テーマ展
坂本繁二郎と馬

2022年06月24日

近代洋画家の巨匠・坂本繁二郎(1882~1969)は、福岡県久留米市に生まれ、ヨーロッパ留学から帰国後は故郷に戻って福岡県八女市にアトリエを構え、87歳で亡くなるまでその地でこつこつと制作にはげみました。 坂本が取り上げた題材は牛、馬、静物、月と変化しますが、自らの画風を着実に確立して貫き通すことで、人生の成熟とともにその静謐な絵画世界を深めていきました。

坂本は帰国後に九州の豊かな自然の中で躍動する馬の姿に魅せられ、九州各地の放牧場や馬市へ出かけ馬を取材しました。 そうして描かれた様々な馬の絵画は、坂本の画業を代表する作品となりました。

当館では、本年生誕140年を迎えたことを記念し、館蔵の坂本繁二郎の馬を題材とした油彩画、水彩画、木版画等14点を一挙に公開いたします(一部展示替えあり)。 坂本が捉えた馬たちの姿をじっくりとご覧ください。

【展覧会概要】

展覧会名
テーマ展「坂本繁二郎と馬」
会期
2022年7月9日(土)~9月25日(日)
会場
馬の博物館 第3展示室
開館時間
10:00~16:30(入館は16:00まで)
入館料
大人100円、小・中・高校生30円 ※毎週土曜日は小・中・高校生無料 ※障がい者手帳をお持ちの方は無料(介護者は原則1名半額)
会期中の休館日
月曜日(ただし7月18日と9月19日は開館)、
7月19日(火)、8月9日(火)、9月20日(火)

※今後の新型コロナウイルスの感染状況により、記載内容が変更となる場合があります。

【主な展示資料】

※資料はすべて馬の博物館蔵
《月光》 昭和43年(1968)
《阿蘇五景 放牧》  昭和25年(1950)