馬の博物館 (横浜)

春季特別展
馬とメルヘン やなせたかしの世界

2022年5月13日

やなせたかし(1919-2013年)はアンパンマンの作者として知られる漫画家、絵本作家、詩人です。

本展では、「馬」に着目してやなせたかしの活動をふりかえります。

冒頭では、やなせたかしが馬とかかわるきっかけとなった軍隊での経験について解説します。

また、絵本『しろいうま』(フレーベル館、1976年)、やなせたかしが編集長を務めていた雑誌『詩とメルヘン』・『いちごえほん』(ともにサンリオより刊行)の表紙を飾ったイラスト等、貴重な原画約60点を展示します。

さらに、タブロー「ロールパンナと海の白馬マリン」「ウエスタンハンバーガーキッド」やカレンダー原画など、アンパンマンシリーズに登場する馬のキャラクターが描かれた作品もご紹介します。

やなせメルヘンの世界で生き生きと駆け回る馬たちの姿を、ぜひお楽しみください。

【展覧会概要】

展覧会名
春季特別展「馬とメルヘン やなせたかしの世界」
会期
2022年4月23日(土) ~6月26日(日)
会場
馬の博物館 第2・3展示室
開館時間
10:00~16:30(入館は16:00まで)
入館料
大人200円、小・中・高校生30円 ※毎週土曜日は小・中・高校生無料 ※障がい者手帳をお持ちの方は無料(介護者は原則1名半額)
会期中の休館日
月曜日
主催
公益財団法人馬事文化財団
協力
公益財団法人やなせたかし記念アンパンマンミュージアム振興財団
株式会社やなせスタジオ
株式会社フレーベル館

※フォトブース以外での同展の写真・ビデオ等の撮影はお断りしています。

※今後の新型コロナウイルスの感染状況により、記載内容が変更となる場合があります。

【見どころ】

★「馬」に焦点をあてたはじめてのやなせたかし展

公益財団法人やなせたかし記念アンパンマンミュージアム振興財団のご協力により、今回初公開となる原画作品も含め展示します。
特に、雑誌『詩とメルヘン』『いちごえほん』の表紙を飾ったイラスト原画は、馬が描かれている作品を展示します。
制作時期や掲載媒体などによってさまざまに描かれたやなせメルヘンの馬たちが一堂に会するまたとない機会です。

★アンパンマンだけではない、やなせたかしの多彩な創作活動

漫画家、絵本作家、イラストレーター、詩人、編集者、キャラクターデザイナー……さまざまな肩書を持つやなせたかしの作品を紹介します。
こどもから大人まで楽しめる展覧会です。

【展示構成】

  • やなせさんと馬との出会い
  • 絵本『しろいうま』
  • ボオ氏とユニコーン
  • 雑誌『詩とメルヘン』
  • 雑誌『いちごえほん』
  • やなせたかしとアラビアンナイト
  • デュエットシリーズ
  • アンパンマンとなかまたち

【やなせたかしについて】

1919年2月6日生まれ、高知県出身。東京高等工芸学校工芸図案科(現千葉大学工学部)卒業。東京田辺製薬宣伝部に入社後、徴兵され野戦重砲兵第六連隊補充隊に入営。復員後、高知新聞社に入社し、雑誌の編集などを担当。その後上京し、三越百貨店宣伝部でグラフィックデザイナーとして勤務。1953年退社、フリーとなり、漫画家として独立。舞台美術家、作詞家、放送作家としても活躍する。1967年に「ボオ氏」が週刊朝日マンガ賞を受賞。1973年雑誌『詩とメルヘン』をサンリオから創刊、同誌編集長を務める。同年フレーベル館の月刊絵本「キンダーおはなしえほん」に『あんぱんまん』を掲載。1988年にアニメ『それいけ!アンパンマン』が放映され爆発的な人気となる。1996年、高知県香美郡香北町(現香美市)に「やなせたかし記念館アンパンマンミュージアム」開館。2013年10月13日永眠、享年94歳。

【入館者特典】

5月14日(土)より展示解説ガイドブックをプレゼントいたします(お一人様1部まで)
配布が遅れてしまい、楽しみにしてくださっていたお客様におかれましては、大変申し訳ありませんでした。

【ミュージアムグッズ】

会期中、高知県にある「やなせたかし記念館」の公式図録や限定グッズをご用意しております。