馬の博物館 (横浜)

テーマ展
中川コレクション
-刀装具に描かれた「馬のおはなし」-

2019年12月6日

馬の博物館では2005年、中川コレクションをご寄贈いただき新たに貴重な収蔵品が加わりました。本展覧会では、馬に特別な好奇心を抱えていた故中川洋一氏が収集された刀装具、コインを中心とする同コレクションの中から、「馬のおはなし」を題材とした美術工芸品としての刀装具を展示します。

同コレクションには、目貫(めぬき)、笄(こうがい)、小柄(こづか)、鐔(つば)、縁頭(ふちがしら)といった刀装具が200件以上あり、単に馬の姿形を描くだけでなく、日本の合戦や物語、中国の三国志や伝説、あるいは駒曳猿(こまひきさる)といった古来の信仰、風習など、馬に関わる「おはなし」を題材にした作品があります。

今回の展示を通して、刀装具の美術工芸品としての美しさだけではなく、「馬のおはなし」を楽しんでいただければ幸いです。

【展覧会概要】

展覧会名
テーマ展「中川コレクション-刀装具に描かれた『馬のおはなし』-」
会期
2019年12月14日(土)~2020年2月16日(日)
会場
馬の博物館 第3展示室
開館時間
10:00~16:30(入館は16:00まで)
入館料
大人100円、小・中・高校生30円 ※団体(20名以上)半額 ※障がい者手帳をお持ちの方は無料 ※毎週土曜日は小・中・高校生無料
会期中の休館日
月曜日(ただし、1月13日は開館)
12月25日(水)~1月4日(土)、1月14日(火)

【主な展示資料】※資料はすべて馬の博物館蔵

駒曳図三所物
脇後藤 19世紀
屋島合戦図鐔
浜野 18世紀
業平東下り目貫
伝後藤程乗 18世紀
張果老図小柄
水戸金工 19世紀
玄徳檀渓図縁頭
大森英秀 18世紀