公益財団法人馬事文化財団

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テーマ展
物語の中の馬

2017年1月13日

古来より馬は様々な物語に登場し、人々を想像の世界へと導いてきました。
古代ローマの聖人ゲオルギウスは、生贄(いけにえ)を要求する悪竜(ドラゴン)を退治し、異教の村にキリスト教を広めた伝説で知られています。そして、10世紀以降、彼は多くの芸術家によって、白馬に騎乗した勇壮な姿で描かれました。このように、英雄の影には、主人を支える勇敢でたくましい優駿の存在があります。
一方、日本においては、平家の栄華と衰退を描いた『平家物語』に池月(いけづき)や磨墨(するすみ)、井上黒など数多くの名馬が登場し、中国では『三国志』に登場する関羽(かんう)の愛馬、赤兎馬(せきとば)などが我が国でも広く知られています。
本展では、馬の博物館所蔵資料の中から、物語があらわされた美術作品をご紹介いたします。人馬が織りなす物語の世界を是非ご鑑賞ください。

※会期中展示替えを行います
前期展示=1月22日(日)まで
後期展示=1月24日(火)から2月19日(日)まで


【展示概要】

会期:
12月10日(土)~平成29年2月19日(日)[予定]
会場:
馬の博物館 第2展示室
開館時間:
10時~16時30分(入館は16時まで)
休館日:
毎週月曜日、12月24日(土)~平成29年1月4日(水)
入館料:
大人100円、小中高生30円、団体(20名以上)半額
※障がい者手帳をお持ちの方は無料(付き添いの方は半額)
※毎週土曜日は小中高生無料
お問合せ:
045-662-7581
「義経記物語図屏風」(部分)
「源氏物語図色紙 蛍(絵)」住吉具慶筆 江戸時代
「源氏物語図色紙 蛍(詞)」住吉具慶筆 江戸時代
「王昭君図」清原雪信筆 江戸時代
落合芳幾 「摂州一ノ谷源平合戦之図」
[後期展示:1月24日(火)から2月19日(日)まで]
月岡芳年 「三国志図会内 張飛長坂橋百万勢睨返」 明治17年(1884)
[後期展示:1月24日(火)から2月19日(日)まで]