馬の博物館 (横浜)

テーマ展
「かわいい馬たち」

2019年2月1日

今や世界に知られる日本語となった「かわいい」。愛らしい魅力を持ったものに出会ったときや親しみを感じたときに発せられる感嘆符のような言葉といえるでしょう。
さて、古代より人々は、農業や戦闘、神事といったあらゆる場面に馬を用いてきました。そして同時にその姿かたちに魅了され、様々な造形物に表現してきました。それは日用品から武具、美術工芸品など多岐にわたります。本展では、馬の博物館所蔵品のなかから、「かわいい」をキーワードに馬にまつわる様々な資料や作品をご紹介します。
古代の出土品に見られる素朴なかたち、絵巻に描かれた生き生きした姿、浮世絵や根付のユーモアあふれる個性的な表現、民芸品やキャラクターなどに見られる“ゆるさ”。「かわいい」の感じ方は多様ですが、今回展示する資料からは、時代も分野も超えて、人々の馬を大切に思う気持ちや馬への親しみを込めたまなざしが感じられます。それらには、現代の私たちが「かわいい」と思う感覚に通じるものがあるのではないでしょうか。
「かわいい」という切り口から見えてくる馬の様々な表現や人々との関わりを、この機会にぜひお楽しみください。

【展覧会概要】

展覧会名
テーマ展「かわいい馬たち」
会期
2月16日(土)~5月12日(日)
会場
馬の博物館 第3展示室
開館時間
10:00~16:30(入館は16:00まで)
入館料
大人100円、小中高校生30円

※団体(20名以上)半額

※障がい者手帳をお持ちの方は無料

※毎週土曜日は小中高校生無料

会期中の休館日
月曜日(ただし、3月18日・25日、4月1日・29日、5月6日は開館)

主な展示資料

《三彩女子騎馬俑》
中国・唐時代
馬の博物館蔵
《馬図巻》
狩野章信 江戸時代
馬の博物館蔵
《馬尽 競馬香》
葛飾北斎 文政5年
馬の博物館蔵