テーマ展
牧と調教
2015年11月27日
江戸時代以前、馬を生産する場所は牧と呼ばれています。牧は、山林や台地などを土塁・堀で囲い込む程度の施設で、その中に馬を放していました。つまり、当時の馬は自然放牧の中で暮らしているのであって、現在のようにきちんと管理されているのではありませんでした。そして、初夏になると数え年5歳ぐらいの馬を牧から出して、調教を開始しました。牧の跡地は、現在あまり残ってはいません。しかし、牧の馬を描いた絵画は「牧馬図」といい、武家の御殿や屋敷を飾るジャンルとして求められました。
今回の展示は、牧馬図をはじめとする絵画や版画や、近代以前に行われた調教の様子を知ることができる絵画・古文書・調教用具などを展示します。
展示概要
- 会期:
- 12月12日(土)~平成28年1月31日(日)
- 会場:
- 馬の博物館 第2展示室
- 開館時間:
- 10:00~16:30(入館は16:00まで)
- 休館日:
- 毎週月曜日 ※祝日、振替休日を除く
- 入館料:
- 大人100円、小中高校生30円
※団体(20名以上)半額 - お問い合わせ:
- 045-662-7581
主な展示資料

開催中の展示
テーマ展「馬の伝統行事 西日本編」
H27年12月12日(土)~H28年1月31日(日)
第3展示室
今回は、一昨年から当館で開催している「馬と祭り」シリーズの第3回目として、西日本地域の馬事伝統行事に着目し、広くその名を知られている代表的な祭りをはじめ、長年多くの人々に親しまれてきた行事を取り上げ、写真や関連資料を通じて、人と馬の関わりの一端を紹介いたします。